先日、森見登美彦氏と綿矢りさ氏と連れ立ち、ゲリラ豪雨をものともせず、京極夏彦氏のお宅探訪を敢行しました。衝撃の蔵書数、驚異の水木しげるグッズ数、表紙を飾った姑獲鳥、狂骨、鉄鼠、塗仏人形の実物の迫力、ほぼテーマパークと言って過言ではない京極御殿を堪能し、三人常に「ほええー」でした。
「風俗に行かなくてよかった」発言で一躍お茶の間の人気者になった西村賢太に続き、今度は「都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」発言で田中慎弥が大ブレイク。ここ3回はニコニコ動画で生中継されていることもあってか、日比谷の東京會舘で開かれる芥川賞受賞会見に注目が集まっている。 週刊誌などで...
毎週土曜日といえば、見るともなしに王様のブランチを流すのが定番になりつつある我が家。必ずチェックするのは本と映画のランキングですが、それより先はメインのリポーターが鈴木あきえちゃんであるかどうかを確認してから観るかどうか決めています。いやぁ、このコはへたな芸人より遥かにおもしろいですよ! リポータ...
小説を読む時に、何を重視するかは人それぞれである。 単純に「面白い」小説を求めている人もいれば、「爽快さ」や「感動」を求める人もいる。 私は、その作家の「才能」をどうしても重視してしまう。天才的な文章、圧倒的な文才、言葉のセンス、リズム、洗練された文体。小説、というよりは、文芸的な視点から、物語を...
「面白かった!」と思える本に出会うのはたやすいけれど、人生を変えるほどの衝撃を与えられることはめったにない。ネットでよくオススメされている本は悪くないけれど、優等生的すぎる。人生が本で変わるのはもっと生々しい、読んでいて声が出るような体験だ。 ask.fmで「影響を受けた本は何ですか」と質問いただくこと...