暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待

著者:エイドリアン レイン

発売日:2015/02/26

出版社:紀伊國屋書店

ISBN:4314011262

藤本タツキ先生の「ルックバック」について、統合失調症の当事者が感じたこと - 蟹の話

shonenjumpplus.com 遺伝子は運命ではない 藤本タツキ先生の「ルックバック」は、喪失と再生の物語だ。漫画という技法を最大限に活かした構造が素晴らしい。私個人も藤本タツキ先生と同じく美術大学を卒業したので、親近感もあってか氏の漫画が好きだ。特に「ファイアパンチ」などは、手塚治氏以来の「火の鳥」のような...

レイプの遺伝子『暴力の解剖学』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

もちろん、レイプの遺伝子なんてものはない。だが、レイプは「遺伝」するのかという問いには、非難と議論の渦中から、様々な応答がなされている。 たとえば、『人はなぜレイプするのか』[レビュー]は進化生物学の観点から解き明かす。結論からいうと、養育の投資量の男女差になる。男は養育の投資量が相対的に少ないため...

連続殺人犯は遺伝するか『暴力の解剖学』 - HONZ

日本では馴染みがないが、神経犯罪学=neurocriminologyという分野がある。犯罪の原因には社会環境的な要因だけでなく、生物学的要因が密接に関わっているのではないかという見地から、遺伝的要因、胎児期・周産期の影響、外傷を含む後天的脳障害、自律神経系の異常、栄養不良や金属などの脳への影響などを研究する学問...