宇野維正さんのデビュー作『1998年の宇多田ヒカル』を読んだ。結論からいうと傑作なので多くの人に読んでもらいたい。ちなみに僕が本書を手に取ったのは、宇多田さんではなく浜崎あゆみさん目当てである。日本語がおかしいとご心配することなかれ。帯カバーには宇多田さんを筆頭とした1998年デビューの音楽家たちに並ん...
まず、とにかく、このインタビューが、すべて傑作すぎるんですわ。 ゲームの企画書 http://news.denfaminicogamer.jp/category/projectbook ゲーム史に名を残した名作ゲームのクリエイターの方々に、製作時のエピソードをお聞きして、まとめていく連載企画『ゲームの企画書』。 クリエイターの目線や考え方を通しながら...
タイトルが秀逸。「1998年の宇多田ヒカル」という単語を目にしただけで、様々な情景が昨日のことのように蘇ってくる。だが皮肉なことに、それは音楽に心を躍らせるという経験が、その時から更新されていないことを意味するのかもしれない。 1998年が、いかにエポックな年であったかを示す事実はいくつもある。1つは日本...