風の歌を聴け (講談社文庫)

著者:村上 春樹

発売日:2004/09/15

出版社:講談社

ISBN:4062748703

もう一度読む、村上春樹『風の歌を聴け』感想文 - チェコ好きの日記

もはやパロディになってしまっている感のある村上春樹の小説の様々な言い回しですが、デビュー作の、それも最初の1行が、まるで彼の作品を象徴するような一節になってしまっているということは、良くも悪くもそれだけこの最初の1行が読者にあたえたインパクトは大きかったのだろうなぁと思います。 「完璧な文章などとい...

2014年に読んで「ほんのちょっと」だけ人生が変わった5冊の本 - 太陽がまぶしかったから

photo by homestilo 今年読んで良かった本まとめ 今年は例年よりも読書量が大分少なかったのだけど、その割には得るものが多い読書体験に恵まれる機会が多かった。「ブログに感想を書きたい」「Skype読書会で話したい」という動機で自分の言葉で説明できるように丁寧に読みこんだり、会話をして理解を深める機会が多かっ...

はじめて村上春樹を読む人のためのブックガイド(2015年版) - いつか電池がきれるまで

www.huffingtonpost.jp 2015年「も」とか言われてますが、最近はもう、この時期の風物詩みたいな感じになってきています。 逆に、「もし受賞したら、来年から寂しくなる」かも。 今年は、村上さんご贔屓の東京ヤクルト・スワローズが14年ぶりのリーグ優勝ということで、「ノーベル賞も村上さんのところに来るのではない...

1990年代から2010年代までの物語類型の変遷〜「本当の自分」が承認されない自意識の脆弱さを抱えて、どこまでも「逃げていく」というのはどういうことなのか? - 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために

■越境する知〜ジャンルを超えていろいろなモノを摂取することの喜びを知る ひさしぶりにこのブログの本義に戻って「一つの視点から様々なジャンルに共通するモノを」取りだして楽しむ方法を紹介する、ということをしてみたいと思います。海燕さんのオフ会で何か喋ろうと考えていたのですが、せっかくなので、ブログを書...