小学校の保護者会で「自分が一番最近読んだ本」を聞かれ「娘といっしょに宮沢賢治を」「昔から赤毛のアンが愛読書」というママたちの清らか発言がつづく中、 「『サカナとヤクザ』です」 「暴力団による密漁ビジネスの潜入ルポです」 と正直に発表したわたしの100パーセント勇気 永遠に忘れないでね
裏社会のノンフィクションはこれまで何冊も読んできたが、最も面白みを感じるのは無秩序のように思える裏社会が、表社会とシンメトリーな構造を描いていることに気付かされた時だ。 しかしここ数年は暴対法による排除が進み、ヤクザの困窮ぶりを伝える内容のものばかり。相似形どころか、このまま絶滅へ向かっていくのか...