もしも発達障害が多数派ならば、「普通の人」とはどんな人?

「発達障害のリアル」を、自身も発達障害(学習障害)の息子を育てるフリーランス編集者・ライターの私(黒坂真由子)が模索する本連載。 前回、前々回、に引き続き、2017年に刊行した『自閉症は津軽弁を話さない』(福村出版、角川ソフィア文庫)で注目を集める研究者、松本敏治氏のインタビューをお届けする。 (前回...

『自閉症は津軽弁を話さない』文庫版著者あとがき - HONZ

妻の何気ない「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ」というひとことに、私は10年ものあいだ「本当に?」「どうして、なぜ?」と問い続けました。そして同時に湧き上がった疑問。 「なぜ、他の人は目の前にあることを不思議に思わないでいるのだろう」 この研究を通して出会った保護者や支援者の多くは、この現象...