差別はたいてい悪意のない人がする

著者:キム・ジヘ

発売日:

出版社:大月書店

ISBN:4272331035

『差別はたいてい悪意のない人がする』特権という厄介で見えにくいことを考える - HONZ

差別はつねに、差別によって不利益をこうむる側の話である。差別のおかげで知らぬうちにメリットを得る側の人が、自ら立ち上がって差別を語ることはしない。ただ、よーく考えれば、差別される側になる可能性があるのであれば、差別する側になることだってあるはずということに気がつける。 「もうすっかり日本人ですね」...