君が手にするはずだった黄金について

著者:小川 哲

発売日:

出版社:新潮社

ISBN:4103553111

小川哲「今のSNSは主張なき人々の極論がインフレする魔境状態」

自分を偽ってでも誰かに認められたい「承認欲求」 ──『君が手にするはずだった黄金について』は、「僕」=小川哲を主人公とした連作形式の短編集。80億円を運用しインスタグラムに羽振りの良い暮らしぶりをアップするトレーダーの旧友や、偽物とおぼしきロレックスのデイトナを腕に巻く漫画家など、人に認められたいがた...